アースゴールド・ラティスルチルクォーツ
── 10年の歳月を経て、奇跡の再入荷 (希少な12点を掲載) ──
ラティスルチル (格子状ルチル)は、ルチルが生み出す結晶パターンの一つです。
ルチルの双晶によって生み出される格子構造は大自然が作り出した造形美で、鉱物学的にも視覚的にも深い魅力を秘めています。
この格子構造が描く幾何学模様に着目した愛称「ジオメトリールチル (Geometry Rutile)」 をはじめとして、多様な表現で親しまれています。
これらはいずれも結晶構造におけるラティス (格子状・網目状) パターンの美しさに注目したバリエーション表現です。
こちらの特集ページに掲載している「アースゴールド・ラティスルチルクォーツ」も、格子状ルチルの仲間です。
水晶の内包物として、単針状のルチルや層状をなす板状集合体のルチルの混在や、ヘマタイト、マイカ、ライモナイト、粘土鉱物などを含んでおり、水晶インクルージョンの神秘が詰め込まれています。
※天然石のため、1粒ごとに内包物の種類や入り方に個体差がございます。
今回、その名に添えた「アースゴールド」という表現には、『大地の深みが織りなす神秘の黄金格子』というメッセージが込められています。
地球の多種多様なミネラル (鉱物) を内包し、太古の記憶を留めるタイムカプセルのような水晶への感動。
そして、その中でひときわ主役として輝くルチルの存在感への敬意。
「アースゴールド」という言葉には、その両方を余すことなく表現する形容詞としての役割を持たせました。
もちろん、実際の色味を直感的にイメージしやすいことも、この名前に決めた大切な理由です。
一見すると地球の大地 (土や木など) を連想させる落ち着いたアースカラーですが、強い光に照らされると、奥底から褐色みを帯びたゴールドカラーが浮かび上がるという二面性を持っています。
一般的なルチルクォーツの鮮烈な輝きとは一線を画す、静かな落ち着きと煌びやかさが同居するこの質感は、多種多様な鉱物が奇跡的に共生したタイプだからこそ表現できる独特の世界観です。
※画像は光による表情の変化 (見え方の違い) をお伝えするためのイメージです。
内包物の密度や角度、光源の質によって輝き方やゴールドの風合いの現れ方には1点ごとに個体差がございます。
鮮烈で華やかな輝きを放つゴールドルチルクォーツに対し、アースゴールド・ラティスルチルクォーツは落ち着いたアースカラーが特徴です。並べて比較することで、大地の深みを感じさせるシックな質感がより一層際立ちます。
ラティスルチルクォーツは再入荷の難しい種類のルチルクォーツです。
特に、今回と同じような結晶パターンや、特有のインクルージョン (内包物) の特徴を揃えて再入荷することは極めて困難となるため、定番化できない希少性抜群のルチルクォーツです。
今回ご用意できたブレスレットも12本と僅かなため、この特集を機にぜひルチルコレクションに加えてみてください。
一部の個体を宝石鑑別に出した際、鑑別書の「摘要欄」にルチルマニアの心をくすぐる大変興味深い内容が記載されていました。
このような「単針状」と「板状集合体」が混在する特徴的な格子状構造は、バリエーション名として『バードネスト(鳥の巣)ルチル』と呼ばれることがあるそうです。
自然が生み出した幾何学模様が、世界中で多様な愛称で親しまれていることが窺える魅力的な記載となっています。
鑑別書付き個体:事前検査を行った個体につきましては、ご購入時にそのまま鑑別書をお送りいたします。
その他の個体:鑑別書が付属しない個体につきましても、別途費用にてご購入時に鑑別書をご用意 (作成依頼) することが可能です。ご希望の際はお気軽にお申し付けください。