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グリーンファントム原石の画像






グリーンファントムについて

グリーンファントムの主な産地は、ブラジルとマダガスカルの2国です。

ブラジルで産出されたグリーンファントムと、マダガスカルで産出されたグリーンファントムにはそれぞれ特徴があり、ファントム(山の形をした模様)を形成している鉱物が異なります。

ブラジル産のグリーンファントムは、クローライト(緑泥石)と呼ばれる鉱物でファントムが形成されていますが、マダガスカル産のグリーンファントムは、フックサイト(クロム雲母)と呼ばれる鉱物で形成されています。

グリーンファントム(クローライト)の画像 ■ブラジル産グリーンファントム(クローライト)

グリーンファントム(クローライト)の画像 ■マダガスカル産グリーンファントム(フックサイト)


フックサイト(クロム雲母)原石の画像 ■フックサイト(クロム雲母)原石


どちらもグリーンファントムではありますが、ブラジル産はモスグリーンの温かく落ち着いた色味に対して、マダガスカル産はエメラルドグリーンの爽やかで鮮やかな色味といった見た目の特徴があります。
参考画像の様に、山の形が大きくてくっきりとしており、色味が濃いファントムになるほど、希少性が高くなります。

では、なぜこのようにファントムが形成されるのか?その理由は水晶の成長する環境にあり、水晶の成長する基本的な考えを基した仮説があります。

グリーンファントム水晶のでき方

水晶の成長には、水晶の成分となる珪素(Si)と酸素(O)が溶け込んでいる何百度にもなる高温高圧の熱水で満たされた環境が必要になります。
この二つが規則正しく組み合わさる(結晶する)ことで水晶となります。

水晶の成分は、熱水が十分熱い間は水の中に溶け込んでいますが、温度や圧力が下がると溶け込んでいることができなくなり、周りの母岩に付着して小さな結晶を作り始めます。
結晶は、周りの熱水から成分を取り込みながら成長していきますが、環境の変化により、成分が取り込めないと成長が止まります。

このとき、下記の要因でファントムになると考えられています。

熱水には水晶の成分が溶け込んでいますが、それ以外の鉱物の成分も溶け込んでいることがあります。
その鉱物がクローライトやフックサイトであり、成長の止まっている結晶の表面に付着します。

その後、新たに水晶の成長できる成分を含む熱水が流れ込んでくる、もしくは地殻変動によって鉱脈が変わり水晶が成長できる環境が整っていた場合、再び成長が始まり、ファントムを閉じ込めた水晶になると考えられています。
グリーンファントムの中には1層だけでなく2層、3層と層状に形成されている物もありますが、上記のような要因が繰り返し発生することで誕生していると考えられます。

何万年、何億年とかけて自然界で起きていることですのであくまでも仮説にはなりますが、そういった未知の部分も含めて、知れば知るほどグリーンファントムの魅力は尽きません。

グリーンファントムクラスターの画像

近年では、人工的に水晶を作り出す技術も発達してきており、本物そっくりの人工結晶水晶が天然石市場に出回っています。
驚くことにグリーンファントム入りの水晶も容易に作ることができ、それらが平然と天然グリーンファントム水晶として流通しています。 ですが、特徴をしっかりと覚えることで本物か偽物かの見極めは可能です。

どのような物が人工的に作り出された偽物のグリーンファントムなのか?その特徴を解説いたします。

人工的に作り出された偽物のグリーンファントム水晶の特徴

グリーンファントムクラスターの偽物画像1 人工グリーンファントムの画像1

人工的に作り出された水晶クラスターやポイントには、指に刺さるくらい細く小さな結晶がびっしりと伸びています。
この原因は、短時間で急速に結晶させることにあります。
通常大きな結晶に成長するためには、幾億年もの長い年月をかけてゆっくりと成長していく必要があります。ですが、その過程を省き短時間で急速に結晶させると、単結晶に細かい結晶が同時に形成されてしまう要因となります。

グリーンファントムクラスターの偽物画像2 人工グリーンファントムの画像2

グリーンファントムも、クローライトやフックサイトによるものではなく、染色によって色を着けています。
この染色の方法としては、2通りの方法が確認されております。
一つは、1から水晶を育て成長を止め、ポイントの先端面に緑の塗料を塗り、再度結晶させる方法。
もう一つは、天然の石英や低品質なクラスターを基して塗料を塗り、天然水晶を人工結晶させファントムにする方法です。

緑の部分は塗料のため、きめの細かいクローライトやフックサイトが集まって形成されている天然のファントムではありません。

グリーンファントムクラスターの偽物画像3 人工グリーンファントムの画像3

柱面の成長線も不自然なほどにバラバラで、ファセット(水晶の先端面)との違いが殆どなく、天然には無い歪さが表れています。

グリーンファントムクラスターの偽物画像4 人工グリーンファントムの画像4

水晶ポイントの先端は、形が歪み六角形になっていない物が多いです。
またファセット部分は、レコードキーパーの様な天然水晶にみられる模様が刻まれていません。

上記に当てはまった場合、人工グリーンファントムである可能性が高いので注意が必要です。

グリーンファントムの希少価値について

天然のグリーンファントムが初めに発見されたのはブラジル産のクローライトによるグリーンファントムで、21世紀に入ってからマダガスカル産のフックサイトによるグリーンファントムが流通しました。
このエメラルドグリーンが美しいマダガスカル産のグリーンファントムの登場により、『グリーンファントムの価値』が大きく上がり、2層にもなっているダブルファントムが発見されてからは、その人気に拍車がかかり値段が高騰していきました。
吊られる様にブラジル産のグリーンファントムも一定の採掘量しか採取されない事もあり値段が高騰していき、今現在では、高品質な物はどちらの産地のグリーンファントムも大変高価な天然石としての地位を確立させる事となりました。

グリーンファントム水晶は、様々な自然の環境要因が重ならないと形成する事ができません。
特にフックサイトによるグリーンファントム水晶はマダガスカル島でしか条件が整っていないためか、他の産地では産出されていません。
流通当初はそれなりの採掘量があったものの、今では原石が僅かしか産出されなくなりました。
産地特有の希少性やエメラルドグリーンの美しさから、ビーズを作製する工場同士の買い付け価格競争も行われ、価格が高騰し続けています。
美しい自然のままの状態が残っているクラスターやポイントは、より一層買い付けが難しく、今では世界的に見る事が殆どできなくなっています。

グリーンファントム水晶は、その美しさから需要が絶える事が無く、今後も新しい鉱床が見つからない限りこの価格高騰が収まる事は無いと考えられます。

長年グリーンファントムを追い求めてきた当店だからこそ、お伝えできる確かな情報です。

このページを通じてグリーンファントムの希少性を知っていただき、一人でも多くの方にグリーンファントムの美しさに触れていただきたく思います。

グリーンファントム原石の画像2
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