プレミアムブラックプラチナルチルクォーツ 14mm〜14.5mm玉 ブレスレット (手首サイズ18.5cm) [型番pfr227]
商品詳細 - 型番pfr227の仕様
【石の種類/サイズ】ブラックプラチナルチルクォーツ 14mm〜14.5mm×16玉
【手首のサイズ】
約18.5cm
【原産地】
ブラジル産
「究極の奇跡の石」ブラックプラチナルチルクォーツとは
プラチナルチルは、主に灰色や黒灰色の色味をもち、光りの反射により白銀色に輝いて見えます。
白銀色に輝く様子がプラチナ(白金)を連想させることからプラチナルチルと呼ばれています。
このプラチナルチルのカラーバリエーションとなるのが、「ブラックプラチナルチル」です。
ブラックの名が付いている通り、漆黒の黒さをもち、その独特の深みと白銀のコントラストが魅力を放ちます。
ブラックプラチナルチルは、その発色要因となる特殊な元素の希少性と、それを育む地質環境の限定性、そして複数の奇跡的な形成条件の連鎖によって誕生する色味です。
そのため、通常のプラチナルチルよりもはるかに産出量が少なく、極めて希少性の高い存在です。
発色の要因となる元素は、ニオブ(Nb)やタンタル(Ta)といった金属元素です。
ニオブやタンタルは地球上でもごく少量しか存在しない超希少な金属(レアメタル)です。
ブルッカイトが結晶する過程や、ルチルに変化して成長している過程で、ルチルの結晶構造にニオブやタンタルが取り込まれると色に影響を与えて、黒色を呈するようになります。
色のメカニズムは、「チタン」と「ニオブやタンタル」は異なる電荷を持っているため、チタンの中に取り込まれると電荷のバランスが崩れてしまいます。
その崩れたバランスを直そうとした結果、酸素が抜ける穴(酸素空孔)ができてしまったり、周りのチタンが電荷のバランスをとるために、一時的に電子の状態を変化させたりすることがあります。
これらの「穴」や「電荷のバランスを取るために変化したチタン」が、まるで小さなフィルターのように働きます。
このフィルターのような部分は、可視光線の広い波長を、強く吸収する性質を持っています。
光りが吸い込まれてしまうと、光りがほとんど反射されないので、私たちにはその部分が黒っぽく見えます。
これが黒く見えている発色の要因です。
ブラックプラチナルチルは、「奇跡の石」プラチナルチルの中でも、さらに特別な存在です。
いくつもの偶然が重なって生まれるプラチナルチルに、ニオブやタンタルといった超希少金属を取り込む「さらなる奇跡の連鎖」が必要となります。
まさに奇跡中の奇跡とも言える厳しい条件です。
このことからブラックプラチナルチルクォーツは、再現性が最も低い「究極の奇跡の石」と言われています。
「奇跡の石」プラチナルチルクォーツとは
ルチル(金紅石)と同じ二酸化チタン鉱物にブルッカイト(板チタン)が存在します。
ブルッカイトはルチルと同じ化学組成を持ちますが、結晶構造が異なる同一異像鉱物です。
ブルッカイトの結晶プロセスは、主に熱水環境や変成環境において、チタンを含む溶液が特定の温度・圧力条件でゆっくりと冷却・結晶化することで進行します。
ブルッカイトは、ルチルよりも狭い範囲の温度・圧力で安定する準安定相です。
具体的には、比較的低温から中温(約200℃〜400℃程度)、そして比較的低圧〜中圧の環境で優先的に結晶化しやすいとされています。
チタンを運ぶ熱水溶液が、このブルッカイトの安定領域に相当する場所、例えば、温度が下がったり、圧力が解放されたりする岩石の割れ目や空隙に到達すると、チタンの溶解度が低下し、過飽和状態になります。
この過飽和状態が引き金となり、ブルッカイトの結晶核が形成され、そこから板状や擬正方晶といった独特な形の結晶がゆっくりと成長していきます。
ブルッカイトには、相転移(結晶構造の変化)を起こすことでルチルに変化する性質があります。
ブルッカイトが相転移を起こす条件には温度が関係しており、特定の温度以上に加熱されることでルチルへと変化します。
転移に要する温度は約650℃以上と言われます。不純物の有無などによって多少変動する可能性がありますが、一般的な目安としてこの温度が挙げられます。
不可逆性の性質があり、一度ルチルに転移すると、温度が下がっても元のブルッカイトに戻ることがありません。
チタンが準安定相でブルッカイトに結晶し、変成環境により、ブルッカイトが相転移を起こしルチルに変化する。
このプロセスにより誕生するのが「プラチナルチル」です。
プラチナルチルはブルッカイトがルチルへと結晶する初期の成長形態と言われています。
ブルッカイトが相転移する温度(約650℃以上)に十分に長時間さらされると、ブルッカイトは完全にルチルに変化してしまいます。
そうなると、元のブルッカイトの結晶形は失われ、新しいルチルの結晶として形成されます。
また、さらに高温や長時間の地質作用を受けると、より安定した大きな結晶へと再結晶化する傾向があります。
この過程で、細長い針状や繊維状の初期の形態が失われ、塊状や柱状のルチルとして成長することがあります。
その結果、そのルチルがかつてブルッカイトであったという痕跡は残りづらくなります。
偶然にも、その変化の途上を保存したタイムカプセルが水晶です。
水晶に閉じ込められたプラチナルチルは、水晶という比較的安定した環境に保護されるため、その後の影響を受けにくく、そのまま保存されやすい状態になります。
プラチナルチルクォーツが何故「奇跡の石」と呼ばれているのか。
それは、この一連のプロセスが自然環境の中で起こるには、特殊な地質環境が必要となるからです。
ブルッカイトが結晶し、その後に地熱などの温度上昇で部分的にルチルに転移し、さらにその環境で水晶が成長するという、複数の手順が偶然に重なることで形成される希少な状態です。
この条件が整いやすい地質環境としてペグマタイト鉱床や熱水鉱床が挙げられます。
ペグマタイトは、マグマの最終分化段階で形成される粗粒な火成岩です。
この環境はブルッカイトの結晶化にかかせないチタンが濃集していることや、マグマ活動や地殻変動に伴う温度上昇が起こること、水晶の成長にかかせないシリカに富む溶液が存在している理想的な環境です。
熱水鉱床は地殻深部の高温の熱水が、岩石中の成分を溶解・運搬し、特定の場所で沈殿・結晶化させることで形成される鉱床です。
チタン成分を含む熱水溶液から、ブルッカイトやルチルが析出する可能性や、熱水系の活動は、温度と圧力が活動的に変動するため、ブルッカイトからルチルへの相転移が起こりうる条件が生まれることがあります。
また、熱水鉱床では、水晶が主要な脈石鉱物として成長することが非常に多いため、チタン鉱物と水晶が同時に、あるいは連続的に成長し、インクルージョンとして取り込まれる可能性が高まります。
これらの地質条件を合わせてもつ環境は特定の場所に限られており、有名なのがブラジルのミナスジェライス州です。
プラチナルチルクォーツの標本の多くは、ブラジルのミナスジェライス州の広大なペグマタイト地帯や熱水活動が活発な地域から産出されています。
また、ブラジルと地質環境が類似しているパキスタンの北部ギルギット・バルティスタン地域でも極僅かに産出しています。
このように、プラチナルチルクォーツは、特定の地質環境を持つ地域で、複数のステップが偶然に重なった場合にのみ形成されることから、「奇跡の石」と呼ばれています。


